ブログblog

投稿者: kuwashima_mulberry

インテリアデザイン賞 入賞

2009.06.06

6月5日、いしかわインテリアデザイン協会主催の表彰式があり、当社の応募名「次の100年へ・・・御菓子処・花月」が選ばれました。11部門の中で、日本建築家協会北陸支部石川地域会会長賞という長いタイトルの賞を戴きました。
七尾市内一本杉通りの中ほどに立つ老舗の和菓子屋さんの改修です。100年前の建築を壊さないでこれから次の100年へ繋ぐという大きな意味をこめて完成しました。
http://ttakaya.exblog.jp/7763560/

パネル展示はは5日から11日まで石川県地場産業振興センターで開かれています。

北陸の環境デザインを考える

2009.05.18

5月9日(土)に開催された「JIA2009北陸支部大会in金沢」で環境デザインの講座を受けました。
その時の記事が5月12日の建設工業新聞に記載されています。

難しい講義かと思っていたのですが、善養寺さんのお話などはすごくわかりやすくこれからの建築に必要なことをズバリ話していました。
善養寺さんは自分が経験したことを含め、はっきりとした意見だったので聞いててスッキリでした。
第2部として当社所長がコーディネーターとして登場し、善養寺さん高橋さんと意見を交わしました。
これからエコ改修、環境配慮型建築についてもっともっと勉強しなくてはと思いました。

無暖房実験棟完成

2009.05.02

金沢工大 環境系・建築都市デザイン学科 垂水研究室の実験用として「無暖房実験棟」がついに完成しました。

場所は白山市にあります金沢工大のやつかほリサーチキャンパスの一角、真南に温室部分を向けて建っています。名前のとおり真冬でも無暖房で過ごすことが可能な建物になっています。
断熱材が普通の3~4倍も使ってあり、窓には3重ガラスの木製サッシを装備。また,建物外周部の地下1.5mにはクールヒートチューブなるステンレス管が埋めて有ります。冬の地下温度は13度程度有り、その熱を空気に置き換えて室内まで取り入れることが出来ます。それだけではなく、高性能の熱交換器が威力を発揮します。

 スウェーデン製の熱交換器

気密検査実施

2009.05.01

ブログUPが遅れてしまいましたが、4/21に無暖房実験棟の気密検査が行われましたので、その結果をUPしたいと思います。
無暖房の建物ということで、気密の良さはとても重要です。

そして、気密検査の結果ですが、C値(隙間相当面積)0.26c㎡/㎡という、すばらしい結果となりました。この値は、建物全体の隙間の割合を表すもので、小さければ小さいほど、高い気密性を有していることになります。省エネ基準での北陸地方の基準は5.0c㎡/㎡以下、そして通常当社で設計・監理を行っている建物では2.0c㎡/㎡以下という高い基準を設けています。このC値:0.26という結果がいかに優れているか分かります。

大工さんが面白いものを作ってくれました。壁の断熱材のモックアップです。
右の写真を見ると分かりますが、壁の断熱材の総厚は240mmとなっています。
板状の断熱材はネオマフォームの60mm、そして間にサンドイッチされた断熱材は高性能グラスウールの120mmとなっています。ここまでの高い断熱仕様を実現できたのは初めてです。真冬に来て、本当に無暖房で過ごせるのか体感してみたいものです。

フランスの温暖化対策

2009.04.18

環境グルネル第一法
 フランスでは気候変動から廃棄物、自然保護まで環境の対策を網羅する「環境グルネル第一法」が成立した。老朽化したビルや住宅などでの暖房によるCO2排出が多いことから、新法では建造物の断熱改修に集中投資する枠組みを導入。新築の建物には厳しいエネルギー効率を義務付ける。(日本経済新聞 21.04.16)

ヨーロッパはエネルギーがもともと少ない、EUで取り決めた全体目標に対して、各国がもっと踏み込んだ数値目標を掲げています。今回のフランスの施策はその中でも効果的な方法ではないだろうか。
断熱改修により建築物の外壁に留まらず、屋根や外回りのリニューアル、内部の模様替えにまで及ぶかもしれない。経済効果は2倍以上有ると思われる。2兆円ばら撒いてその何割しか効果のない施策とは雲泥の差だ。なぜ環境のキーワードによるこのようなアイデアが出ないのかふしぎのくに日本だ。

熱交換機が到着!

2009.04.16

金沢工大実験棟、UPします!

まずは4/14のことですが、ついに熱交換換気機がはるかスウェーデンから現場に到着しました。REC社のティーモベックスという機器で、熱交換率は80%以上という優れものです。無暖房住宅は名前の通り、暖房器具は一切なく、この熱交換機を上手に使うことで、暖房なしでも大丈夫なレベルになるようです。冬期に来て、実際に体感してみたいものです。

熱交換換気機のフィルターの写真です。フィルターは2種類あります。そして、それぞれ新しいものと、汚れたもの(2年間使用したもの)を並べていますが、このフィルターの性能こそが、気密住宅で快適に過ごすという、熱交換換気機の生命線になります。ちなみに、この機器のフィルターは大変優れた製品とのことです。

次に、本日、4/16の写真もUPします。
外部には温室フロントサッシが取り付けられ始めています。

そして、内部は壁のボードを張り終え、天井のボードを張っているところです。
さあ、完成までもう少しです!

無暖房実験棟見学会とパッシブ視察報告会

2009.04.13

花見日和の温かな日になりました。

実験棟の見学会を開催しました。
約30名の参加があり、久々のヒットです。
来場者は、ほとんどその道のプロばかりで、
うかつなことは申せません。

室内は3層目の断熱材を張り終えたばかり、サッシも取り付き、
ちょうど見学にはいいタイミングでした。

気密シートの位置はどこが適切か、土間下は断熱材が必要かなど
予想通り、鋭い質問や、指摘が有りました。

パッシブ視察報告会

コンフォルトさんのショールームに場所を変えて報告会を開きました。
パッシブハウスとは、に始まりドイツ、スウェーデンの今のパッシブハウスが建築されている
様子などを映像でお伝えしました。
スウェーデン北部・海岸に位置するイリオスに建設中の福祉施設は老人向き、
暖房が要らないくらい厚い断熱材で囲まれた平屋建てですが、かなりへき地でした。
限界集落がない国だから手厚い福祉がなされるので叶う立地かもしれません。

福祉施設のパンフレット

浅野川の桜満開

2009.04.13

サクラサク

今年の桜も明日の雨で見納めかと思い、撮ってきました。
今朝の浅野川、主計町の桜景色です。

今年は一週間雨が降らず、風も吹かなかったせいで、長持ちしました。
暖冬で早咲きの予想も有りましたが、結局平年どおり。

入学式くらいに満開となり、文字どおりの「サクラサク」。

木製窓がつきました!

2009.04.07

こんにちは、ぽっかぽかで、桜が素敵な季節になりましたね。

金沢工大の無暖房実験棟ですが、本日、待ちに待った木製窓の取付です!
木製窓は、富山県のキマドさんのもので、大変高い断熱性能を有しています。
通常出回っている断熱サッシでは、熱貫流率:2.3W/㎡・K程度でもかなり良い仕様なのですが、今回のこの窓はなんと1.0W/㎡・Kと、すばらしい仕様になっています。熱貫流率とは熱の伝わりやすさを表す数値で、これが小さければ小さいほど、熱が伝わりにくいことになります。
ちなみにガラスはトリプルガラス(Low-E仕様、クリプトンガス入)になっています。

内部はグラスウールを充填している最中です。
壁の断熱仕様は、ネオマフォーム60mm高性能グラスウール16K 120mm+ネオマフォーム60mmと、壁についても断熱仕様は、通常の断熱建築の3倍程度になっています。

断熱材の外側に遮熱シートを貼っています。

このように、壁、屋根、窓など様々な工夫がこの建物には施されています。出来上がりが楽しみです。

無暖房実験棟 本日、建方です!

2009.03.27

こんにちは、春間近なのに寒いですね。

そんな寒い中、本日、金沢工大の無暖房実験棟の建方が行われました。
午後3:00頃、現場を見に行くと、建方は完了しており、屋根の断熱材の施工が行われてました。

下の写真は屋根上の断熱材の様子ですが、屋根断熱仕様は、無暖房実験棟ということでネオマフォーム200mm(50mm×4枚)と、通常当社が設計する高断熱建築の3倍程度の仕様となっています。垂木の間に敷いている断熱材は4枚目の断熱材で、垂木を断熱材の厚みよりも若干高くすることで、その隙間が建物の通気層となる仕組みになってます。夏場はこの通気層を暖気が通って屋根の上部から抜けることとなります。

完成、ビフォアーアフター

2009.03.23

本日、新装オープンの運びと成りました。
昨日までの暖かさと打って変わって平年並みの気温で少し肌寒い日となりました。

右は改装前、断熱改修前です。

下のは改修後
玄関のシリンダー型の風除けを取り払い、明るい風除室にしました。車も入りやすくなっています。

カウンター前の改修です。
客だまりの照明に注目
右がビフォアー

下がアフター

外気温度10度でしたが、店舗内部の気温は24~25度でした。
ちなみに午後は暖房を切っていたそうです。
外断熱の威力とコンクリートの蓄熱効果は大きい。

金融店舗改修 4

2009.03.18

店舗改修工事もいよいよあと一息です!!
先週外部足場が外され、外断熱された外壁が現れました。

正面アール屋根の下地にも30ミリの断熱材を屋根形状に曲げて2重に施工しています。

建物横のブロック塀も外壁に合わせ化粧直しをしました。

今週末にはいよいよ営業室の内装工事です


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