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カテゴリー: 一般建築

室木邸 文化庁の被災現地調査

2024.02.28

2月8日(木)、能登半島地震による登録文化財の被災状況確認のため
室木邸に文化庁、石川県、七尾市の担当者の方々が来られました。

室木邸は12月8日に竣工したばかりでした。
杭基礎などで補強した上で移築した主屋は、幸いにもほとんど被害がありませんでした。
しかし残念ながら、塀の一部が転倒してしまいました。

竣工時(2023年12月8日撮影)
能登半島地震後(2024年1月4日撮影)
能登半島地震後(2024年1月4日撮影)

施主様は「移築しなていなかったら、家屋が倒壊して命はなかったかもしれない。良い時に移築した。」と。

また、被災状況視察にもかかわらず、調査官はこの建物のすばらしさに感嘆されていました。「よくぞ、移築して残してくれました。」とおっしゃってくださいました。

3年近くかけたきた仕事が報われました。

以下、視察時の写真です。

被災状況 屋内視察
被災状況 屋外視察
塀被災状況確認

能登半島地震 被災地リポート

2024.01.31

支援物資の搬送支援の帰り道、輪島市街地を見た。
通りに倒れかかった瓦礫はまだ手付かずで道路が塞がれたままだ。
輪島朝市通りは、まるで廃墟だ。
事件現場の様な黄色いテープからは侵入禁止。

1ヶ月が過ぎようとしているが現地は時間が止まったままの様な。
パトカーが時々通り過ぎ、ビデオを担いだ報道関係者などが居る程度。
復興に向けた活動は見られない。

年末に通りのお店で丼物を食べたが、場所さえ分からない。信じがたい景色だ。早く元通りになって欲しいと願うばかりです。

輪島市内

能登半島地震 応急危険度判定調査(内灘町)

2024.01.22

先週、金沢市近郊、内灘町に応急危険度判定に出向く機会があり、被害状況を目の当たりにしました。内灘町は金沢市のベッドタウン、金沢に隣接する隣り町。

建物倒壊までには至らないのですが、至る所で地盤の液状化が起き、建物全体が傾斜、沈下、横ずれのような状態が多数ありました。

至近距離に在りながらこんなことになる事が信じ難い。
建築の構造体だけの事では済まない実態があります。
我々建築家はこの事実を真摯に受け止め、
その土地の歴史的文脈から考えなければならないと思う。

内灘町地元のyoutube

   (15) 【令和6年能登半島地震】震災から2週間、メディアに載らない内灘町の今を見てほしい。 – YouTube

途中1/3位から被害状況が出ます。

液状化による沈下
横ずれよる舗装破損
家は建物が30センチ以上横ずれしているが、
赤紙にならない判定。
多分、埋設配管はズタズタで住めない状態か
液状化による建物全体が傾斜
横ずれよる駐車場舗装破損

室木家主屋 移築竣工         北國新聞、工業新聞 掲載

2023.12.11

北國新聞(12月9日付)
日刊建設工業新聞(12月11日付)
それぞれに、室木邸主屋移築の竣工記事が掲載されました。

2023年12月11日(月) 日刊建設工業新聞(北陸工業新聞社)掲載
2023年12月9日(土) 北國新聞 掲載

室木邸移築工事 途中経過

2023.07.24

先週末時点の室木邸移築プロジェクトの現場写真をアップします。

正面 門
北側 庭
リビング側 中庭

復元された梁・柱
庭に面した部屋から

一度解体されていた、門構えや建物の梁・柱の部材は、移築先に運んで
再度組み立てられ、前回と全く同じように復元されています。
外構は、北側の庭、裏手リビング側の中庭、それぞれ造園工事が進んでいます。

この移築プロジェクトもいよいよ終盤となり、完成が楽しみです。(C.O)

東洋警備保障 家具搬入!

2023.05.26

先日の内覧会時にまだ入っていなかった家具が、いよいよ搬入されました。
ご提案していた家具類が実際に入ると、これもまた感動しました。

この新社屋での業務開始は、来週月曜日からとなります。
東洋警備保障の皆様も、家具が入り、新社屋での業務を
とても楽しみにされているようでした。(C.O)

事務室 接客ゾーン
左側はガラススクリーンを挟んで廊下
事務室 執務スぺース
奥はフリーアドレスゾーン
家具搬入前 事務室内
役員室
ミーティングルーム A

東洋警備保障 内覧会 開催

2023.05.22

5月19日(金)、20日(土)に、東洋警備保障 新社屋の内覧会を開催しました。
両日併せて約60名の方にご参加いただき、大盛況で終えることができました。

内覧会では、木造ハイブリット構造を採用した理由と仕組みについて、
そして外断熱や内断熱を駆使し、断熱性と気密性を高めることで、
空調の負荷低減を実現していることなどをご説明しました。
この、省エネの取組こそが、当社の肝です。

ご参加いただいた方々にアンケートをお願いしたところ、
やはり、断熱と気密の性能を高めることや、空調の負荷低減について
深くご興味を持って下さったようで、カーボンニュートラルへ向けた
様々な取り組みを考えていただくきっかけになったのではと、嬉しく思います。

レクチャールームにて 説明会風景
西面外観
事務室内にて 断熱材の模型説明

以下、アンケートのコメントを掲載します。

・とても合理的で素晴らしいと思いました。
・木造ハイブリッドがとても興味深かった。
・断熱性能やルーバーの使い方、ハイブリッド部材がとても興味深く
 おもしろかったです。
・素晴らしい事務所に感動いたしました。ありがとうございます。
・窓廻りのみでの提案だけでなく、性能、デザインも意識し
 提案していきたいと思います。
・室内デザインの参考になりました。木の使い方で雰囲気がかわる。
・BELS5について等、新しい知識を分かりやすく理解できました。
・外壁面に換気口の出っ張りがない方式は参考になりました。
・気密性能と同時に24時間換気の徹底が必要とよくわかった。
・断熱性能を上げて空調のスペックを落とすという方法がとても
 参考になりました。
・ご案内ありがとうございました。事務所、ガラス間仕切りが良かった。
・エアコンの隠蔽が上手だと感心しました。


東洋警備保障様、施工担当の宏州建設の皆様、今回の内覧会では
多大なるご協力を頂き、ありがとうございました。
この場を借りて、御礼申し上げます。(C.O)

東洋警備保障㈱新社屋 内覧会           工業新聞、北國新聞 掲載

2023.05.20

日刊建設工業新聞(5月22日付)
北國新聞(5月20日付)
それぞれに、東洋警備保障 内覧会の記事が掲載されました。

2023年5月22日(月) 日刊建設工業新聞(北陸工業新聞社)掲載

2023年5月20日(土) 北國新聞掲載

東洋警備保障㈱新社屋 内覧会           参加者受付中 工業新聞掲載

2023.05.11

5月10日付の建設工業新聞に、以下の記事が掲載されました。
施主様のご好意により引越前の5月19日(金)、20日(土)に
内覧会をさせていただくことになりました。

屋根・外壁の外断熱や日射遮蔽などによりエネルギー消費量を40%削減する
BELS★5(建築物省エネルギー性能表示制度)の高性能建物になっています。

新築・改修問わず、
省エネオフィスビルのいろいろな工夫がつまった
とても参考になる建築物と思います。

内覧会参加申し込みは、17日(水)まで受付中です。
お申し込みをお待ちしております。

参加申し込み先
 (株)高屋設計環境デザインルーム tak88@orange.ocn.ne.jp

東洋警備保障㈱本社新築工事 途中経過 その3

2023.04.28

4月26日に施主検査があり、
鋭い目で建物内をチェックしていただきました。

施主検査

現在、施主検査を受けて手直し工事と、外構工事中です。

そして、昨日、工事の竣工写真カット打合せに行ってきました(^▽^)/
建物内外をぐるっと回って、30カットほど、選んできました。

今更ですが、スケッチアップでイメージしていたものが
目の前にあると感慨深いものがあります。

この外観にするためウエザーカバーが露出しないように換気口を窓枠と
外壁の間に納める工夫(下写真)と現場の苦労がありました。

施主様のご好意により5月19日(金)、20(土)に
内覧会を実施することになりました。
関心のある方は、是非、参加申し込みくださいませ。



【追記】

2階 レクチャールーム

2階にある会議室はレクチャールームという名称ですが、
シアタールームとなっています。
内覧会ではこのスクリーンをお借りして、ご説明いたします。
お楽しみに!!

東洋警備保障㈱本社新築工事 途中経過 その2

2023.03.31

金沢市も桜が満開となり、気持ちの良いお花見日和となってきました。

さて、東洋警備保障(株)本社新築工事は、外装工事が完了しました。
警備会社らしい堅牢さもありますが、
南面ファサードのルーバーが程よい良い抜け感と南側の日射遮蔽の役目をしている意味のある外観となりました(*^^*)

西面 外観
南正面 外観

現在は、内装工事が急ピッチで進んでいます。
下の写真は、2階廊下から事務室に向けて撮影しました。
事務室と廊下の間はガラス張りなんです!
誰が来てもすぐわかるようになっています。さすが警備会社ですね。
重厚感ある外観と打って変わって
明るく開放感ある内装で、楽しい職場になりそうな予感です。

2階廊下から見た事務室

令和5年5月29日から新社屋での業務開始にむけて、
先日、什器家具類も決まりました。
さぁ、いよいよ総仕上げです!!

旧室木歯科口腔外科医院の解体

2023.03.01

2月9日に旧室木歯科口腔外科医院(以下、旧医院)の解体工事が行われました。

この旧医院は、平成17年12月8日に開院しました。
持ち山の木を切り、「室木家・第三の蔵」というコンセプトでデザインされ、
自然素材を生かし、中島町の美しい自然や街並みにとけ込み、施主様・地元の方に愛された建物でした。

室木歯科口腔外科医院
平成17年12月8日開院 旧医院竣工

この度、医院近くの熊木川改修工事に伴い、残念ながら移転を余儀なれ、
惜しまれつつも解体されることとなりました。

令和5年2月9日 旧医院解体

解体した旧医院は築17年という短い時間ではありましたが、
最後は改修して、新住居が完成するまでの仮住まいにも活用され、
存分に生かされたのではないでしょうか。
本当に解体するのが惜しい建物でした(泣)

ちなみに旧医院から300mほど先に新医院が令和3年3月8日竣工しています。

令和3年3月8日 新医院竣工

あれ?旧医院・・・?
そうなんです。
施主様が旧医院をとても気に入ってくれまして、ほぼ同じ建物を建設しました。

現在、新医院の隣に主屋を建設中です。令和5年8月10日完成予定です。
完成が待ち遠しいです(^^)

主屋 建設中
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