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月別: 2021年7月

CLT+外断熱工法はすばらしい!

2021.07.28

きんしん大聖寺支店の改築工事に携わりました。
環境省のCLT活用補助金制度により平成30年8月から約3年にわたり
エネルギー測定を行っています。
あわせて、同規模のRC造 野々市支店の電力使用量を比較対象としています。


2店舗の単位床面積あたりの電力消費量にクローズアップし、
その効果を比較しています。

構造体は、
大聖寺支店が CLT(直交集成木材) 熱伝導率 0.12  + 断熱材 40㎜
野々市支店は コンクリート     熱伝導率 1.60  + 断熱材 25㎜
となっており、構造体の熱の伝わり易さは 約13倍も違います。

これは、CLT 10cm に対して、コンクリートでは 130cm も必要になります。
それだけCLTの方がコンクリートより外気の熱を通しにくいということです。

また、建物全体の熱貫流率 (U値) 比較では 3倍強 の差がありますが
グラフでは 8月の電力消費量を見ると 4.8倍 もの差がでています。

これは、RC外壁 内断熱工法の野々市支店は、昼間の太陽熱がコンクリートに
蓄熱されることにより余分にエネルギーが消費されるのだと推定されます。

これからの建築構造体は、RC造の場合は外断熱工法、
それにもまして木造CLT工法が素晴らしい省エネ効果をもたらすことが
判りました。

資源循環型社会や省CO2の考え方から見ても、理に適っていると思われます。


当社では、外断熱工法による省エネ改修も数多くさせてもらっています。
ぜひ、こちらのページもご覧ください。
環境建築への取り組み
省エネ改修 補助金活用実績

グランドパレス武蔵ヶ辻 工事用看板作成

2021.07.09

グランドパレス武蔵ヶ辻の大規模修繕工事で使用する
工事用看板を、清水建設と共同で作成しました。

この看板は、大きさは金沢市景観政策課により規定があり、
10㎡以内となっています。
よって、 幅 3.6m、縦2.76m になりました。

ビルの大きさからすると、本当に小さな看板ですが、
武蔵ヶ辻の交差点、まさに目抜き通りに設置されます。

グランドパレス武蔵ヶ辻 工事用看板

看板は、設計者と施工者それぞれ別に作れました。
2つ作るよりも1つにした方が、コストの節約にもなりますが、
SDGsのマークも兼用することができ、このようなデザインにしました。

看板一つにしても、限りある資源を大切にすることは、
2つの企業が簡単に取り組めることの一つです。(C.O)

グランドパレス武蔵ヶ辻

室木邸移築開始!

2021.07.01

いよいよ 登録有形文化財 室木家の移築工事が始まりました!

塀の屋根瓦を撤去

まずは、塀の周りに足場を組んで、瓦屋根を下す作業をしています。
塀と門の解体作業を終えてから、主屋の解体作業に入ります。

解体した主屋や塀の部材は、再利用できるものを移転で
再度使用する予定です。

主屋裏から見える庭と熊木川

今回の移転は、主屋の裏にある熊木川の拡張工事のためのものです。

貴重な部材ばかりとのことで、職人の方々は大変な作業だと思いますが、
その壮大なプロジェクトに関わらせてもらっていることに感謝し、
少しでも一助になれるよう、取り組んでいきます。(C.O)


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