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月: 2010年2月

いしかわエコリビング賞

2010.02.02

本日2月2日、県庁19階の展望ロビーにて授賞式が有りました。
県の環境部が省エネを広く広める一環として今年度の目玉の事業です。
学校や公民館などに贈るエコギフト賞、優れた住宅性能に贈るエコリビング賞、
車の利用に配慮したエコドライブ賞と盛りだくさんの表彰が行われました。

この家の性能
在来木造2階建、約50坪
外張り断熱工法
サッシ:H-5等級、第3種換気
冬:FF式灯油暖房機 2台
夏:エアコン5KW 、2.5KW各1台

Q値: 2.38W/㎡・K
C値: 1.0

床面積当りエネルギー消費量: 636MJ/㎡
床面積当りCO2排出量    : 34.7kg/㎡・年

果たしてこの数字が良いのかどうなのか?

C値(すき間を表す数値)は基準値が5.0以下ですが今回は1.0ということで
北海道基準値2.0以下になっています。

「家を断熱化し性能を高めることをお願いしたのですが、かえって自然と向き合うことが快適に出来るので
喜んでいます。エネルギー代は、以前住んでいた2DKのアパートより少ないことにも驚いています。」
とは、オーナーの言葉ですが、実にありがたいです。

つまり、断熱化をすれば真夏と真冬の温度条件の厳しいときだけ窓を閉めて、気密化ができる。
外断熱のおかげで建物の内部環境が外の影響を受けにくくなり、外との温度差に対して過敏に
冷暖房する期間がこれまでの住宅よりも少なく短い。
かえって窓を開け放す期間が長くなり、結果として、外の自然の風や光と接することが
出来るということなのです。・・・・・・・・・やっぱ、難しいかな。
是非、外断熱を体感してみてください。

無暖房住宅への挑戦(無暖房実験棟から学ぶこと)

2010.02.01

昨年から開催しているJIA富山地域会主催の環境講座第5回が、
今回は我が石川県に出前をしていただきました。
昨年、金沢工大に完成した無暖房実験棟の見学と、
その実験成果の一端を披露してもらうことが主眼であります。

この日は5度くらいの肌寒い日でしたが建物内部はエアコンによって22度に管理されていました。
無暖房なのになぜエアコン?・・・・・と思われるかもしれませんが、
普通の家では照明や冷蔵庫などの家電からの発熱があり、
その分かの想定が500W位、実際のエアコン消費が約500Wということで
偶然にも同じ消費量ということで納得させられました。
見学に引き続き、「ゼロエネルギーを目指して」と題して
高屋がドイツなどのパッシブハウスの紹介、
実験棟の工事経過を織り交ぜて断熱データの紹介をさせていただきました。
後半は垂水先生が実験棟の地盤熱からのエネルギー取得のデータを
グラフで見せていただきました。
有意義なひと時となりました。
それにしても勉強熱心な人の多いこと。


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