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カテゴリー: 住宅

登録文化財 「室木邸」 竣工写真の撮影

2024.10.02

震災復旧も終えた室木邸の撮影は10月1日、絶好の日和となりました。
内外観の撮影においては、
ビデオ2班、カメラ1班、設計3名 総勢6名の大所帯になりました。

現場に着くと、掛け軸の体裁、お花を生けてあったりと
家主が各部屋を素敵にしつらえてくれていました。

撮影は12時から始まり、15時終了予定でしたが、17時まで押しに押しました。
ベストショットを求めた結果ですが、家主様にはご迷惑をおかけしました <(_ _)>

下の写真は、リビングの撮影風景です。
家具を移動したり、レフ板を持ったり、小物を片づけたりと大忙しでした。

移築された主屋 仏間の撮影に至っては、収納されていた襖絵が2枚持ち込まれましたが、文化財級の物語を感じ取れる連続の日本画になっていました。
「あれ?今日は文化財の撮影でしたか?」とカメラマンから問われる場面も。

仏間 ふすまを開けた状態
仏間 ふすまを取り付けた状態

撮影スタッフ 渾身のビデオ、写真の出来上がりが楽しみです (^^)

室木邸 文化庁の被災現地調査

2024.02.28

2月8日(木)、能登半島地震による登録文化財の被災状況確認のため
室木邸に文化庁、石川県、七尾市の担当者の方々が来られました。

室木邸は12月8日に竣工したばかりでした。
杭基礎などで補強した上で移築した主屋は、幸いにもほとんど被害がありませんでした。
しかし残念ながら、塀の一部が転倒してしまいました。

竣工時(2023年12月8日撮影)
能登半島地震後(2024年1月4日撮影)
能登半島地震後(2024年1月4日撮影)

施主様は「移築しなていなかったら、家屋が倒壊して命はなかったかもしれない。良い時に移築した。」と。

また、被災状況視察にもかかわらず、調査官はこの建物のすばらしさに感嘆されていました。「よくぞ、移築して残してくれました。」とおっしゃってくださいました。

3年近くかけたきた仕事が報われました。

以下、視察時の写真です。

被災状況 屋内視察
被災状況 屋外視察
塀被災状況確認

室木家主屋 移築竣工         北國新聞、工業新聞 掲載

2023.12.11

北國新聞(12月9日付)
日刊建設工業新聞(12月11日付)
それぞれに、室木邸主屋移築の竣工記事が掲載されました。

2023年12月11日(月) 日刊建設工業新聞(北陸工業新聞社)掲載
2023年12月9日(土) 北國新聞 掲載

室木邸移築工事 途中経過

2023.12.01

11月22日、室木邸移築プロジェクトの現場写真をアップします。

熊木川護岸工事により移築することになった室木邸。
いよいよ 12月8日(金)に竣工式を迎えます。

下の写真は、主屋と門を撮影したものです。
2021年4月撮影した移築前写真、今回撮影した写真です。
主要構造部材は100%再使用しているので、形は移築前と同じです。

移築後 主屋 南西側
移築前 主屋 南西側

移築後 門
移築前 門

約3年がかりの移築プロジェクトも1週間後の竣工式にむけて、大詰めです。

ちなみに、
下の写真は2021年3月に完成した主屋の隣に建っている室木歯科医院です。

室木邸移築工事 途中経過

2023.10.16

10月10日、室木邸移築プロジェクトの現場写真をアップします。

10月に入ってからは最高気温が22℃前後と、過ごしやすい季節となりました。
室木邸は10月23日の竣工式にむけて、庭、内装、外構工事が大詰めです。

下の写真は北庭の現況です。
竣工式に間に合うようにと、6人も庭師さんが作業をしていました。
完成した庭と池の錦鯉がどのような景色を見せてくれるのか楽しみです。

北庭

次に建物正面の現況です。
手前の塀は、奥に見える主屋同様に移築してきたものです。
現在、瓦葺き中です。あとは塗り壁をすれば完成です。

正面 塀 瓦葺き中
正面塀取付予定の飾り

移設してきた塀屋根の下端 と 新設する塀の高さを揃えて設置したいため、
現地確認もしました。

室木邸移築工事 途中経過

2023.09.06

8月31日時点の室木邸移築プロジェクトの現場写真をアップします。

暑い、暑い日が続いて現場は過酷な作業環境でしたが、
外構、造園工事が着々と進んできました。
北庭には錦鯉の住まいも完成し、水をはって主を待つばかりです。

北庭
北庭 流水

自然石野面積み

寝室側 庭
正面玄関 前庭


自然石野面積み写真の石に番号が振ってあるのですが、見えますか。
実はこの石垣も復元工事なんです。
「移築前と同じ」と聞くと工事は簡単そうに思いますが、
同じようにうまく石をはめ込んでいくのは、やはり職人技が必要です。

いろいろな職人さんが携わったこの移築プロジェクト。完成が楽しみです。

マンションストック長寿命化等モデル事業 採択!

2023.09.06

苗場はかつて憧れのスキー場、でも今は賑わいが無い。
バブル期のマンションが廃墟となる前に手を打たなくてはならない。
今回の改修工事は築30年以上のタワーマンションを外断熱化、温熱環境を改善、居心地を良くする事にある。
既存建築物の長寿命化と共に我々建築家の使命と考えています。(T.T)

今年の6月に応募していた、ファミールヴィラ苗場タワーの申請が
採択されました。

今年は、『先導的再生モデルタイプ(改修工事支援)』に応募。
積雪の多い立地の超高層リゾートマンションにおいて、まだ事例の少ない
外断熱改修を含む温熱環境改善工事をはじめとした、性能向上による
長寿命化を図る取組内容などが、先導的であると評価していただきました。

9月5日(火)付の建設工業新聞に掲載された記事を下記にアップします。

いよいよ始まる一大プロジェクトが滞りなく進められるよう、
スタッフ一丸となり取り組んでいきます!(C.O)

国交省HP 報道発表資料
『 採択プロジェクト一覧 』 より

室木邸移築工事 途中経過

2023.07.24

先週末時点の室木邸移築プロジェクトの現場写真をアップします。

正面 門
北側 庭
リビング側 中庭

復元された梁・柱
庭に面した部屋から

一度解体されていた、門構えや建物の梁・柱の部材は、移築先に運んで
再度組み立てられ、前回と全く同じように復元されています。
外構は、北側の庭、裏手リビング側の中庭、それぞれ造園工事が進んでいます。

この移築プロジェクトもいよいよ終盤となり、完成が楽しみです。(C.O)

旧室木歯科口腔外科医院の解体

2023.03.01

2月9日に旧室木歯科口腔外科医院(以下、旧医院)の解体工事が行われました。

この旧医院は、平成17年12月8日に開院しました。
持ち山の木を切り、「室木家・第三の蔵」というコンセプトでデザインされ、
自然素材を生かし、中島町の美しい自然や街並みにとけ込み、施主様・地元の方に愛された建物でした。

室木歯科口腔外科医院
平成17年12月8日開院 旧医院竣工

この度、医院近くの熊木川改修工事に伴い、残念ながら移転を余儀なれ、
惜しまれつつも解体されることとなりました。

令和5年2月9日 旧医院解体

解体した旧医院は築17年という短い時間ではありましたが、
最後は改修して、新住居が完成するまでの仮住まいにも活用され、
存分に生かされたのではないでしょうか。
本当に解体するのが惜しい建物でした(泣)

ちなみに旧医院から300mほど先に新医院が令和3年3月8日竣工しています。

令和3年3月8日 新医院竣工

あれ?旧医院・・・?
そうなんです。
施主様が旧医院をとても気に入ってくれまして、ほぼ同じ建物を建設しました。

現在、新医院の隣に主屋を建設中です。令和5年8月10日完成予定です。
完成が待ち遠しいです(^^)

主屋 建設中

室木邸見学会 工業新聞掲載

2022.10.12

過日、石川県中小企業家同友会 奥能登振興研究会 にて
仲代達矢さんの「いのちぼうにふろう物語」観劇と能登中島にある
登録文化財 室木家の構造見学会を合わせたイベントを行いました。

研究会の会長は当社の髙屋が務めており、建物の歴史や特徴、
構造などを紹介しました。

雨にもかかわらず、8名の参加者があり、熱心に見学されました。
 
劇の方は主演の仲代さんの熱演が素晴らしくまた、地元の方がエキストラ出演
しているのが好感が持てました。

能登の文化に触れることで、まだまだ地域の良さが判る機会となりました。
工業新聞に掲載されましたのでアップします。

2022年10月11日 工業新聞 掲載記事

マンションストック長寿命化等モデル事業 計画支援型 採択!(マンション管理新聞掲載)

2022.09.12

この度、苗場にあるタワーマンションの大規模修繕プロジェクトから
お声かけいただき、弊社が申請していた
「国土交通省のマンションストック長寿命化等モデル事業」の計画支援型は、
外断熱化とコンクリート躯体の寿命延長が先導的と評価いただき、
採択されました。

この計画支援型では、マンションの長寿命化等に向けた事業を実現するための
必要な調査・検討経費等に要する費用についての補助が認められます。
本番は次回の工事支援型になります。

これから本格的に大規模改修に向けたプロジェクトの幕開けです。(C.O)

マンション管理新聞 第1面
マンション管理新聞 第5面

室木邸移築上棟式に参加(北國新聞、工業新聞掲載)

2022.08.09

昨日8月8日に能登中島、登録文化財の室木家の移築上棟式が行われました。
このときの記事が8月9日付の北陸工業新聞と北國新聞に掲載されました。

工匠の威勢、空高く 北陸工業新聞 
2022年8月9日 003面

室木家住宅 来夏完成心待ち 
北國新聞 2022年8月9日 22面

神主さんのお祓いの後、大工棟梁らによる「上棟の儀」が執り行われました。

博士杭打ちの儀、検知の儀、三器奉奠の儀、曳綱の儀、槌打ちの儀、棟梁の掛け声と供に大工さんの相槌。

なかなかお目にかかれないような儀式でした。

博士杭打ちの儀
検知の儀

曳綱の儀

槌打ちの儀

最後は皆さんと記念撮影で締めとなりました。

完成までの工事の無事安全を祈念します。

室木家親族と建設関係の皆さんとの集合写真

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