JIA北陸支部30周年 地域と建築
2019.01.30
先週1/26に行われたJIA北陸支部30周年記念式典の模様を建設工業新聞に取り上げていただきました。
30周年記念事業として、1/22~27日の間21世紀美術館では、「地域と建築展」が開催され北陸の建築家の方々の作品展示、北陸百景という北陸特有の風景の写真展示がされいていました。私は、地域と建築展の展示と式典の前に開かれた記念シンポジウムに参加しました。
シンポジウムでは、建築家 西沢 立衛 氏、前21美館長 秋元 雄史 氏、文化庁 朝倉 由希 氏の3人の方々の公演とディスカッションが行われました。特に印象的だった言葉が 西沢 氏の仰った「建築は、ディティールを考えないといけない。詳細な部分を考えるだけではなく、建築の風景として人や家具が収まることが大切」という言葉でした。私は、ディティールという言葉を聞いて設計上の細かい収まりのことだと思っていたのですが、もう少し視野を広げて建築とその内外を取り巻く環境との収まりが大切であるという風に理解しました。
地域と建築展では、北陸の建築家の方々の作品に触れ、また北陸百景は、何気ない風景が展示されいたのですがそれぞれの写真で着眼点があり建築家の方々が普段どこに注目しているのか写真を通じて勉強になりました。
今回の30周年記念式典は、JIA支部長会議と兼ねて行われ盛大な催しとなりました。週明けには、代表の髙屋よりこのようなイベントが成功する裏には、多くの方々の準備と心遣いがあってのことだと教えて頂きました。(M.Y)