髙屋設計が設計した「新戸板小学校」が竣工して3年が経ち、本日ゲストティーチャーとして「環境に配慮したエコスクール」というタイトルで授業を行ってきました。
戸板小学校4年生の総合授業で、環境・エコをテーマに勉強しているということで、どのように戸板小ができていったのか、どのように環境配慮されているかをお話しました。
授業の一部をご紹介すると
戸板小学校には、「クールヒートトレンチ」というシステムが導入されています。これは、地中熱を利用した換気システムです。
夏場・・・暑い外気を地下ピットに取り入れることで空気が冷やされ、その空気を教室に送ります。汚れた空気は、廊下の換気シャフトを通じて屋上から外へと排出される仕組みです。竣工後温度変化を調査すると、地中熱からおよそ4℃の採熱効果があることがわかっています。
子どもたちには少しむずかしい内容だったと思いますが、真剣な眼差しで授業を聞いてくれて、質問もたくさん出してくれました。
【子どもたちの質問の一例】
1.学校のトイレにはなんでマークがついているんですか?
2.戸板小には、なんで階段が3つあるんですか?
3.換気シャフトに扉がついているのはなんでですか?
4.なんで二宮金次郎の像が学校にあるんですか?
5.学校の電気のスイッチと自分の家のスイッチが違うのはなんでですか?
6.屋上にプールがあるのはなんでですか? などなど・・・
子どもたちの純粋な質問に答えるのは、とても難しいなと感じました(笑)
私は、補助として一部を説明させてもらったのですが、子どもたちへのプレゼンテーションは初めてで、とても良い経験になりました。
学校の周りを見ると、外壁面には、ヘチマのグリーンカーテンが出来ており、周りを緑に囲まれた良い環境の中で子どもたちが授業を受けているなあと感じました。