中村勉さん リーフ賞 受賞
2010.09.13
快挙です。建築家の中村勉さんがリーフ賞の受賞のニュースをもって来社されました。
ロンドンで授賞式があったそうですが、2008年の隈研吾、商業建築部門以来の環境部門では初、
「七沢希望が丘初等学校」での受賞です。
中村勉総合計画事務所へはこちらから
リーフ賞(英:The LEAF Awards)は、世界の建築家コミュニティーにおいて次世代の基準となる作品を評価し、建築デザインの発展を目的とする国際建築賞。
2010.09.13
快挙です。建築家の中村勉さんがリーフ賞の受賞のニュースをもって来社されました。
ロンドンで授賞式があったそうですが、2008年の隈研吾、商業建築部門以来の環境部門では初、
「七沢希望が丘初等学校」での受賞です。
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リーフ賞(英:The LEAF Awards)は、世界の建築家コミュニティーにおいて次世代の基準となる作品を評価し、建築デザインの発展を目的とする国際建築賞。
2010.09.09
21美が建築界のノーベル賞と言われる「プリッカー賞」
をとったということで記念コンサートがありました。
展示ホールを使って15分づつくらいに分かれてミニコンサートが開かれました。
合計3時間ですが、いくつものホールを使っているので、興味のあるホールで聞くことが出来ます。
美術館の壁は吸音には配慮されていませんが、円形の展示室なんかは絶好のホールのように思えました。
客席もなく三々五々集まり、床に座って聴くバイオリンやチェロはまた趣が違って気楽な感じで楽しめました。今後も企画されるといいですね。
お疲れ様でした。
拍手。
拍手。
拍手。
(T.T)
2010.08.02
7/31(土)に建築家カタログの住宅見学ツアーに参加してきました。
今回のツアーは、加賀・小松方面ということで当社がお手伝いをした「小松・下牧の家」も
見学してきました。
これはLDKの写真です。たくさんの方に参加して頂きました。
玄関を入ると、すぐに中庭があり室内に入っても、外の光をたくさん感じる
ことができました。皆さん楽しそうに見学していただき、笑顔のたえないツアーに
なりました
また参加していろいろな建築にふれる機会が増えていくといいなと思いました。
2010.07.15
梅雨明けが待ち遠しいこの頃
当社が今、力を注いでいます国交省の省エネ改修事業についてのセミナーを開きました。
断熱材メーカーさんの呼びかけで、東京や名古屋、富山からの参加者が有り地元金沢は2人でした。広く呼びかけたわけではないので12人と少な目ですが、こじんまりと(自分としては)内容の濃いセミナーになりました。
3部構成とし
1部は省エネ、CO2削減、国の方針、補助対象等の説明
2部は 申請方法(①提案申請、②交付申請、③実績報告までの流れ)
みなし省エネ計算のやり方については自分で電卓を使って提案申請書の作成体験をしていただきました。
そして最後の3部ではマーケットとして業務拡大、ビルオーナーへのアプローチとして当社プレゼン例の説明をしました。
4時間もの長丁場でしたが、自分で計算するワークショップ形式にしたせいもあってか、居眠りの人もなかったようです。
アンケートをとらせていただきましたが感謝の言葉が多かったのにほっとしています。
有難うございました。
2010.06.11
エコ住宅アドバイザー認定証交付式が6月10日に行われました。エコ住宅の建設及び省エネ改修に係る設計及び工事の意識を有するとして、14人の方がエコ住宅アドバイザーに認定されました。
当社からは2人認定されました。
(認定番号 5号 高部、6号 髙屋)
2010.03.28
地球温暖化対策である地産地消の家づくりをしませんか。
ということで3月26日の金曜日に森林組合でセミナーが開かれました。
最近の木造住宅は安い外国産の木材によって作られています。
その結果、日本の森林は荒廃の一途をたどっていると言えます。
森林組合も危機感を抱いているのですが、打つ手の無い状況です。
われわれ建築に携わる立場の者が、根本から考えていかないと、日本の森林、
いや、国土そのものが荒廃していくことになるでしょう。
今回、国土交通省の補助によって森林組合さんと共同出版したのがこの本です。
80ページほどの冊子になっていますが、全ページカラー刷り、
写真と絵が多く見やすい内容になっています。
大工さんや試験場の役人さん、構造や意匠の建築士など何人かの専門家によって作られました。
私の担当したのはエコの部分ですが、地場の木を使って、日本の伝統技術、
いわゆる大工さんの技を生かした技法と北陸の気候に合ったエコ住宅が可能であると書きました。
本屋さんでは売ってないので希望者は申し込んでください。
2010.03.02
寒い日こそ絶好の見学日和
2月の最終土曜27日は昨日から降った雨こそ上がりましたがあいにくの冬日。
今回の建築家カタログの住宅見学ツアーは羽咋方面へ足を伸ばしました。
21名の一般参加者があり関係者を含め小型バスは定員一杯。
当社が2年前に設計を担当した住宅、先日エコリビング優秀賞を戴いた家の見学も入っています。
2階建50坪の家ですが30人近くの人がいっぺんに入ることはなかったと思います。
着いた時刻は3時ごろ、外気温度は7度くらいと肌寒く、風も強いので一層寒く感じる陽気でした。
家の中に入ると奥さんが、「今ちょうど2階の窓を開けてしまって空気の入れ替えをしたばかりですみません。」と謝ってくださいました。
ストーブは今日は午後からつけていませんとのことで、19.5℃有りました。
見学の皆さん、異口同音に暖かいと言って頂き、ほっと一安心。
家のオーナーも満足そうでした。
建築家カタログのブログはこちら
2010.02.02
本日2月2日、県庁19階の展望ロビーにて授賞式が有りました。
県の環境部が省エネを広く広める一環として今年度の目玉の事業です。
学校や公民館などに贈るエコギフト賞、優れた住宅性能に贈るエコリビング賞、
車の利用に配慮したエコドライブ賞と盛りだくさんの表彰が行われました。
この家の性能
在来木造2階建、約50坪
外張り断熱工法
サッシ:H-5等級、第3種換気
冬:FF式灯油暖房機 2台
夏:エアコン5KW 、2.5KW各1台
Q値: 2.38W/㎡・K
C値: 1.0
床面積当りエネルギー消費量: 636MJ/㎡
床面積当りCO2排出量 : 34.7kg/㎡・年
果たしてこの数字が良いのかどうなのか?
C値(すき間を表す数値)は基準値が5.0以下ですが今回は1.0ということで
北海道基準値2.0以下になっています。
「家を断熱化し性能を高めることをお願いしたのですが、かえって自然と向き合うことが快適に出来るので
喜んでいます。エネルギー代は、以前住んでいた2DKのアパートより少ないことにも驚いています。」
とは、オーナーの言葉ですが、実にありがたいです。
つまり、断熱化をすれば真夏と真冬の温度条件の厳しいときだけ窓を閉めて、気密化ができる。
外断熱のおかげで建物の内部環境が外の影響を受けにくくなり、外との温度差に対して過敏に
冷暖房する期間がこれまでの住宅よりも少なく短い。
かえって窓を開け放す期間が長くなり、結果として、外の自然の風や光と接することが
出来るということなのです。・・・・・・・・・やっぱ、難しいかな。
是非、外断熱を体感してみてください。
2010.02.01
昨年から開催しているJIA富山地域会主催の環境講座第5回が、
今回は我が石川県に出前をしていただきました。
昨年、金沢工大に完成した無暖房実験棟の見学と、
その実験成果の一端を披露してもらうことが主眼であります。
この日は5度くらいの肌寒い日でしたが建物内部はエアコンによって22度に管理されていました。
無暖房なのになぜエアコン?・・・・・と思われるかもしれませんが、
普通の家では照明や冷蔵庫などの家電からの発熱があり、
その分かの想定が500W位、実際のエアコン消費が約500Wということで
偶然にも同じ消費量ということで納得させられました。
見学に引き続き、「ゼロエネルギーを目指して」と題して
高屋がドイツなどのパッシブハウスの紹介、
実験棟の工事経過を織り交ぜて断熱データの紹介をさせていただきました。
後半は垂水先生が実験棟の地盤熱からのエネルギー取得のデータを
グラフで見せていただきました。
有意義なひと時となりました。
それにしても勉強熱心な人の多いこと。
2010.01.05
年末から正月にかけて北アフリカのチェニジアに出かけました。
聞きなれない国ではありますが、紀元前から栄えた都市カルタゴがあり、帝政ローマ時代から首都は変わって今、チェニスが都となっています。
古代からゆったりと時を刻んで文化を醸成し現在に至っていますが、人々の暮らしぶりは「競争原理」だけの豊かさ、文明のみを追い求めて来たのではいないように感じられました。
夕日に輝くモスクが街の中心部にそびえているのが象徴的でした。
バルコニーの付いた8角形のモスクはチェニス最古のトルコスタイル。
モスク建築家の手本となったと記してある。
ブルギバ通りからフランス通りは現代的街並み、メディナ(旧市街)に入ると人が行き交うのも窮屈な道幅ですが、ついついのぞきたくなってしまう露天の店が軒を連ねて、人の息吹きとにぎわいが大きな魅力となっています。
街中はこうでないと面白くない。
トルコ帽子を作っている
職人さん
ついつい1個買いました。
2009.12.19
演劇で有名になった中島町に建築した歯科医院です。
今回、七尾市の第1回目の景観賞ということで応募しました。
建物のある浜田地区は熊木川沿いの古い町並みで、蔵持の家が残る
落ち着いた景観の地区です。
医院の横にはアズマ立ちの立派な母屋がありますが、蔵を2棟隣接しています。
一つは穀物蔵、もう一つは家財蔵です。
この医院建物を計画する際に歯科医師である当主に
「第三の蔵」として建築するように勧めました。
出来上がりはもちろん蔵のようですが、内部環境は現代のハイテク蔵になっています。
高気密、高断熱、計画換気、そして地熱利用まで盛り込まれています。
また、当主は近くに植林した山を所有しており、なんとか先祖の遺産を有効に使いたいということで、内外部にスギとアテの木材をふんだんに使っています。
地産地消の考え方にかなう建築といえます。
建築において地場の材料を使うことはもちろんですが、街並に配慮することで地域に愛される建物を目指すことも重要なことです。それらが複合して景観につながっていくと考えられるからです。
2009.11.11
金沢市が応募した市内、新戸板小学校の設計者選定に当社が選ばれました。
プロポーザル方式といってスケッチや配置計画などによってコンセプトを中心に考え方を示す方法です。
今回の提案は手狭になった校舎を区画整理地に新しく計画するものです。
当社の設計コンセプトは
「新しい街にダイナミックに開かれ、学校全体に活気ある活動が生まれる学校」です。
高機能な校舎と環境配慮型エコスクールを目指しています。
具体的には今までの学校と比較して50%のCO2削減を謳っています。
本日の北國新聞朝刊の記事です。
当社のような小規模事務所がプロポーザルに参加出来るようになったのはごく最近です。
大手事務所と同じテーブルで競えるチャンスは今まで少なかったのですが、今回のようなプロポで当社が選ばれたことは、経歴や大手事務所による入札方式ではなく内容重視になってきたといえます。
「入札からプロポへ」を提唱してきたJIAの運動がやっと実を結んだひとつの事例といえるのではないか。
これから若い有能な建築家がどんどん出て、プロポーザルに参加し、本当の意味でいいストック、建築が出来るきっかけになればと思います。