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室木邸 文化庁の被災現地調査

2024.02.28

2月8日(木)、能登半島地震による登録文化財の被災状況確認のため
室木邸に文化庁、石川県、七尾市の担当者の方々が来られました。

室木邸は12月8日に竣工したばかりでした。
杭基礎などで補強した上で移築した主屋は、幸いにもほとんど被害がありませんでした。
しかし残念ながら、塀の一部が転倒してしまいました。

竣工時(2023年12月8日撮影)
能登半島地震後(2024年1月4日撮影)
能登半島地震後(2024年1月4日撮影)

施主様は「移築しなていなかったら、家屋が倒壊して命はなかったかもしれない。良い時に移築した。」と。

また、被災状況視察にもかかわらず、調査官はこの建物のすばらしさに感嘆されていました。「よくぞ、移築して残してくれました。」とおっしゃってくださいました。

3年近くかけたきた仕事が報われました。

以下、視察時の写真です。

被災状況 屋内視察
被災状況 屋外視察
塀被災状況確認

国土交通省 マンションストック長寿命化モデル事業 成果報告会 開催

2024.02.14

2月13日(火)、国土交通省主催による上記成果報告会が開催され、
所長の髙屋が登壇しました。

採択された中でも、特に先進的で注目度が高いプロジェクトが選ばれ、
お声がかかったとのことで、大変光栄なことです。

参加者人数は、会場で 100名、ZOOMで 600名、合計700名でしたが、
申し込み漏れの方が多数いたそうです。この事業への関心の高さが窺えます。

成果報告会 案内チラシ
成果報告会 配布冊子
冊子内 当社説明資料掲載ページ

当社説明資料(抜粋)

当社は、リゾートマンションのファミールヴィラ苗場タワー
大規模修繕プロジェクトに携わっています。

外壁外断熱化や、窓改修、導入外気処理により、温熱環境改善を図る計画で、
超高層マンションの長寿命化モデルとしての一端を担えればと思います。
(C.O)

既存建築物省エネ化推進事業に採択されました

2024.02.02

1月22日(月)夕刻、待ちに待った採択結果が届きました。
既存建築物から15%以上の省エネを実現することで、国からの工事に対する支援があります。概ね工事費の 1/3 補助です。

今回は、21件の応募に対し、19件が採択されました。

これから「交付申請」をした後、工事着手の予定です。

既存建築物省エネ化推進事業評価事務局HPより

能登半島地震 被災地リポート

2024.01.31

支援物資の搬送支援の帰り道、輪島市街地を見た。
通りに倒れかかった瓦礫はまだ手付かずで道路が塞がれたままだ。
輪島朝市通りは、まるで廃墟だ。
事件現場の様な黄色いテープからは侵入禁止。

1ヶ月が過ぎようとしているが現地は時間が止まったままの様な。
パトカーが時々通り過ぎ、ビデオを担いだ報道関係者などが居る程度。
復興に向けた活動は見られない。

年末に通りのお店で丼物を食べたが、場所さえ分からない。信じがたい景色だ。早く元通りになって欲しいと願うばかりです。

輪島市内

能登半島地震 応急危険度判定調査(内灘町)

2024.01.22

先週、金沢市近郊、内灘町に応急危険度判定に出向く機会があり、被害状況を目の当たりにしました。内灘町は金沢市のベッドタウン、金沢に隣接する隣り町。

建物倒壊までには至らないのですが、至る所で地盤の液状化が起き、建物全体が傾斜、沈下、横ずれのような状態が多数ありました。

至近距離に在りながらこんなことになる事が信じ難い。
建築の構造体だけの事では済まない実態があります。
我々建築家はこの事実を真摯に受け止め、
その土地の歴史的文脈から考えなければならないと思う。

内灘町地元のyoutube

   (15) 【令和6年能登半島地震】震災から2週間、メディアに載らない内灘町の今を見てほしい。 – YouTube

途中1/3位から被害状況が出ます。

液状化による沈下
横ずれよる舗装破損
家は建物が30センチ以上横ずれしているが、
赤紙にならない判定。
多分、埋設配管はズタズタで住めない状態か
液状化による建物全体が傾斜
横ずれよる駐車場舗装破損

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