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UIA2011 TOKYO is on track

2011.04.14

今年9月に建築家の世界大会が東京で開催予定です。3月の震災、原発事故によって海外からの参加者の動向が気になるところです。それにもまして国内の東日本全域の参加者が危ぶまれる事態になっています。
4月10日、芦原会長の事務所で予備会議をすることになりました。全国から15名の役員有志が集まり、いざ会議。
東北支援、震災対策が先、大会は中止。に始まりネガティブ意見が多数出たが、芦原会長は「ON TRACK」であると。つまり粛々と進行中だということだ。

ワインブレイクをはさんでワークショップへと相成りましたが進行役の会長は馴れたもの。まとまらない意見を紙に書かせて問題ごとに整理してみることにした。それぞれの言い分が文字となって一応の吐出しが出来た。開催を前提に問題を出す。大義は何か。この際、プログラムを洗い直して「災害」をテーマに変えてしまう。・・・・・・アイデアは尽きない。
でもこの議論もっと前からやっても良いくらいの中身ではないのか。

CO2-25%削減の地球温暖化対策は足もとの原発事故により、節電を余儀なくされた。東京の公共交通機関の駅はどこも薄暗い。ショーウインドウに照明はない。エスカレーターは軒並み通行不可。年寄りには都会は入りにくくなってしまった。TVニュースに出てくるが、被災者の避難場所として公共施設のあり方はもう一度考えなければならなくなったと感じる。公共建築はあくまで最後の砦として避難場所まで考えた施設であるべきだと。

会議場の芦原事務所は都会のど真ん中、眼下に桜の木が一本満開でありました。
何とかこの災害が収束していってほしいと願うばかりです。    (T.T)

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