被災地ボランティアレポート(ガレキ、泥だし作業)
2011.05.21
今回はガレキ、泥だし作業のボランティア活動についてお伝えします。
作業時間は9:00から最長で16:00までで、割と早く切り上げるのですが、終始かなりの力仕事で大変でした。特に建設現場で働いている方と一緒のチームになったときは、足手まといになりたくないという思いがあったため、心が折れそうなくらい無理をして動きました・・・。
ヘドロが厄介者で、ネバネバで重たくて臭いので取り除くのがおっくうになります。土納袋に入れて一輪車で運び、道路脇に置いてくるという作業が思ってた以上にハードでした。泥だしは大変で一人ではとてもやる気になれないです。
屋内のヘドロを出した後のふき掃除も大変でした。拭いても拭いても綺麗にならないのです。ハウスダストや粉塵が舞っているせいか、くしゃみが止まらず、目もかゆくなりました。
その日初めて会う方とチームを組んで作業をするのですが、目的意識が同じなので連帯感を持てて気持ちよく作業ができました。
連帯感を持って作業ができるもので効率もよく、きれいになった現場を見ると達成感があり、嬉しくなりました。
そして依頼者の方が皆さんとても優しくて、ご自分が一番大変な思いをしていらっしゃるのに、私たちボランティアに気遣ってくれて、差し入れを出していただいたり、笑顔で振舞ってくれて、作業が終わると喜んでいただいて、とても充実した気持ちにさせてくれました。


左上:ボランティアで訪れたお宅のうちの一軒。作業中の様子
右上:ガレキ・泥の集積場(この場所のお隣の家のご主人はご高齢でいらっしゃるのに手前にある電柱に登って津波から避難し、6~7時間電柱に掴まっていたそうです。)


どちらも作業後の様子
・持ち物
必須・・・着替え一式、ヘルメット、長靴、ゴム手袋、作業カッパ、手ぬぐい、マスク
あると便利・・・カットバンと消毒液、名刺、小さいデイバッグ
・ボランティア保険
前日に社会福祉協議会で加入。720円一年有効。現場往復の交通事故にも対応。
・参加の流れ
受付(8:30~)→チーム作り→作業の説明→道具を借りる→現場付近まで車移動→作業→
16:00終了→ボランティアセンターに戻る→道具の水洗い→報告書作成→解散
・仕事内容について
瓦礫、ヘドロの撤去
1日1軒を1チームで片付けるペース。
作業単純なので一日のみの参加でも力になれる。
・作業道具は倉庫で貸し出しをしている。 (物資は供給多過になるほど充実していた)
・意識したこと
作業時間が16時までのため、どこまで終わらすか目標を立てて、ペース配分を考えた。
まだ使えそうな物、アルバムなど思い出の品など放り投げる前に依頼者に確認する。
瓦礫は釘が出ているものがあり、運ぶときは声を出して注意し合った。
全体の作業がはかどるためにしたほうが良いことを考えて、提案した。

←ボランティアセンター倉庫内
(作業用具は充実している)
(T.K)