涌井史郎講演「自然と人間」
2011.09.12
ランドスケープアーキテクトの涌井史郎さんの講演会。
「技術者に想定外はない、エゴからエコへ、イタリア料理は自然破壊の味がする。」などなど「自然と人間」というタイトルで地球環境規模でのお話が多岐にわたりました。
金沢はいろんなもの(文化や伝統工芸など)が有りすぎなくらい。となり(富山)は何もないからコンパクトシティーで頑張っている、との苦言も頂きました。
「イタリア料理は自然破壊の味がする。」について話は長くなるのですが、
イタリアを含めヨーロッパは森林が多かった。家畜を放牧するため木を伐採し羊や牛を飼ったが、土地が乾燥しオリーブやハーブ、オレンジなどしか育たなくなった。穀物としての小麦もそうである。結果として森林の破壊と森に育つ動物などの生態系を壊し、人の食材のために成り立っているのが今のイタリア料理(牛や羊の肉やチーズ、バターなどの乳製品や香味野菜)
というお話。 (T.T)