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アフタヌーンティー

2010.08.06

今日もうだるような暑さの午後、建物の調査に出かけました。
調査も終わり、さてと思って目の前はいつもご案内を頂いている酒造店「萬歳楽」さん。
御当主は居ないに決まっているが、中をのぞいてみたくなり、ふらっと奥の吹き抜けの囲炉裏端まで入ってしまいました。
前にも見せていただいたことはあるのですが、なんとなくまた見たくなるのは、建物に魅力があるせいなのでしょう。

大女将の応対に、最初は立ち話から始まり、どうぞお茶でも一服とのお誘いについつい、紅茶を振舞って頂くことになってしまいました。
鉄のやかん、ティーポット、ティーサーバー、砂時計、一式を載せたお盆が運ばれてきたときは一瞬たじろいでしまいました。
そこからアフタヌーンティーが始まったのです。

水は酒造りに使っている硬水、それに近くで湧き出る軟水を加える。
鉄のやかんで沸かさないとおいしくないこと。などなど美味しくいただく作法を教えていただきました。
けやきの柱、240年たった松の大梁は今でも松やにが出ると聞きました。

鉄瓶がぶら下がる囲炉裏端にすわり、炭を起こしていただく、風がその土間空間を吹き抜ける。

凛とした和の空間、西洋陶器で頂く紅茶は絶妙の贅沢。   (T.T)

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