1.老朽化 海建物は年月の経過とともに、内部の設備やデザインが時代遅れとなり、使い勝手の悪いものになります。また、建物自体も風雨・日射などによる躯体の劣化が進み、外壁や内装への被害が生じます。 きんしん小松北支店ビルもまた、そのように建物全体が「老朽化」していました。構造体であるコンクリートの寿命は一般に60年といわれます。しかし、築30年のこの建物は外壁のあちこちに構造体のコンクリート亀裂の影響によるタイルの剥れや浮きが見られ、内部にも窓廻りの結露によりクロスの剥れや窓枠の腐朽が生じていました。