金沢信用金庫 有松支店 外断熱工法
用途 : 金融店舗
場所 : 金沢市有松5丁目
面積 : 583.92 m2
構造 : RC造
竣工
: H 19.3
商業施設の断熱改修・・・環境に配慮した店舗づくり

外壁にクラックが入り、タイルが浮くなど損傷が目立っていたため、接着剤を注入した上で厚さ50ミリのEPS断熱材を張りました。これにより夏・冬における外気の影響を受けず、省エネルギーで快適な室内空間を実現するとともに、冬期の結露を抑制。また、コンクリートの劣化を防ぎ、耐久性も高めるため、ライフサイクルコストの削減も期待できます。

こんなのになりました
レンガ張の外壁が
タイルの浮きやクラックが目立った タイルの上から断熱して、すっきりした外観になりました
明るくなりました
改修前 改修後
老朽化が著しい店舗の断熱改修を行うことは、外観のリニューアルだけでなく建物にかかるエネルギーを減らすことができます。改修前・改修後の冷暖房にかかる電気使用量(1年分)の比較をしてみると、使用量が1/4に削減されたことが分かりました。断熱改修や、省エネ冷暖房機器への更新を合わせることで、このような素晴らしい結果を得ることができ、その効果を実感しました。

また、二酸化炭素の排出量の低減にもつながり、環境に配慮した改修として今後も研究、提案をすすめていきたいと思います。